米オラクルがJavaFXの一部をOSS化する。iOS、Android版は今後コミュニティベースでの開発に移行することになった。
米オラクルは、JavaFXプラットフォームのiOSおよびAndroidインプリメンテーションを向こう数カ月以内に完全にオープンソース化する。同社幹部のリチャード・ベア氏がFX Experienceブログで2月11日に発表した。
ベア氏によると、同社が先月アンケートを実施した結果、回答者の多くが、バグ報告やコードへの貢献の形でiOSとAndroidの移植に貢献すると表明した。これを受けて、コードを公開した時点で着手してもらえるよう、セットアップに力を入れているという。
まず18日の週にもiOSの一部を公開し、残るiOSとAndroidは向こう数カ月以内に公開を予定している。
Oracleは昨年のJavaOneで、2012年内にJavaFXの全てをオープンソース化すると発表した。各プロジェクトをオープンソース化する作業は現在も進行中だといい、今後2週間でGlassウィンドウツールキットとimage I/O、Prismグラフィックエンジンの大半を含む7プロジェクトを公開予定。さらに向こう1〜2カ月でPrismの残りとWeb、メディアリソースなどをリリースし、これでオープンソース化はほぼ完了する見通しだとしている。
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