CA Technologiesは2月26日、ハイブリッド環境におけるデータ保護ソリューション「CA ARCserve r16.5シリーズ」を発表した。Windows Server 2012やWindows 8に対応したほか、国内の主要なクラウドサービスへ対応した点が特徴。
今回発表された新バージョン「ARCserve r16.5シリーズ」では、Windows Server 2012やWindows 8に正式対応した点が特徴。Windows Server 2012やWindows 8で強化された「ReFS(Resilient File System)」や、新しいHyper-Vに搭載されたVHDX、4KB論理セクタなどの新しい機能が利用できるようになった。
クラウド対応では、対応済みだった「Windows Azure」や「Amazon Web Services(S3)」、富士通の「グローバル・クラウド・プラットフォーム」に加えて、Cloudianを採用するNTTコミュニケーションズの「Biz ホスティング・クラウド・エヌ Object Storage」や、ニフティの「ニフティクラウドストレージ」に新たに対応した。
また、Cloudianの標準バックアップ/リカバリ製品として接続が検証され、認定された。このため、これらのクラウドサービスに加えて、Cloudianで構築する企業内のストレージシステムやプライベートクラウドでもARCserveが利用可能となった。
Hyper-V仮想環境における災害対策機能も強化され、WAN上のスイッチオーバーが可能となった。スイッチオーバーした後、IPアドレス等のネットワーク設定を自動変更したり、GUIを使用したネットワークアダプタの設定変更ができるようになったため、ネットワークセグメントが異なる災害対策拠点への仮想マシンの切り替えがより簡単になったという。
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