アズジェントは3月28日、「セキュリティ・プラス」という新ブランドの元、セキュリティサービスを本格的に展開することを発表。第1弾としてマルチベンダのセキュリティ機器に対応した「セキュリティ・プラス マネージメントセキュリティサービス」を提供する。
アズジェントは3月28日、「セキュリティ・プラス」という新ブランドの元、セキュリティサービスを本格的に展開することを発表した。第1弾としてマルチベンダのセキュリティ機器に対応したマネージドセキュリティサービス(MSS)、「セキュリティ・プラス マネージメントセキュリティサービス」を提供する。
セキュリティ・プラスでは同社がこれまで培ってきたノウハウを活用して、MSSのほか、ペネトレーションテストや監査、フォレンジックといったセキュリティサービスを提供する。中でも、他のサービスではあまり見ない、ソーシャルエンジニアリング対策支援が含まれていることが特徴だ。
セキュリティ・プラス マネージメントセキュリティサービスでは、顧客ネットワークに導入されているUTMやIPSといったセキュリティ機器の運用監視を、24時間365日体制で実施する。稼働状況の監視や障害対応はもちろん、検知したさまざまなセキュリティイベントを分析し、必要に応じて推奨対策も提示する。さらに、「提供されているポートは適切か」「設定の不備がないか」「Webアプリケーション脆弱性が存在しないか」といったセキュリティ状況を定期的に診断し、レポートする。
特徴は、UTMではチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズやフォーティネット、パロアルトネットワークスやジュニパーネットワークス、IPSではマカフィー、IBM、HPなど、複数のベンダの機器をサポートすることだ。アズジェントの代表取締役社長 杉本隆洋氏は、「これまでの2年間、マーケット動向の把握も兼ねてチェック・ポイント製品に特化したマネージドサービスを提供してきたが、マルチベンダで対応してほしいという顧客からのニーズに応えた」と説明した。
さらに、サービス料金もリーズナブルに抑えることで、従来MSSの主なターゲットだった大企業だけでなく、中堅・中小企業も視野に入れ、サービスを提供するという。価格はオープンプライスだが、参考価格はUTM監視が月額7万4000円から、IPSは月額24万円から。直販に加え、パートナー経由でもサービスを展開し、既にビットアイルが「マネージド仮想UTMサービス」として提供することを発表している。
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