米Googleは、PaaS環境「Google App Engine」でPython 2.5ランタイムを非推奨にすると発表した。
米Googleは、PaaS環境「Google App Engine」でPython 2.5ランタイムを非推奨にすると発表した。2014年1月以降は、Python 2.5ランタイムを使ったアプリケーションは、新規に作成できなくなる。
Python 2.5は、2008年にGoogle App Engineが提供開始された当時、最初にサポートされたランタイムだった。しかしPython、App Engineともその後大きく進歩したとGoogleは説明する。
2012年2月にはPython 2.7のサポートを表明し、1年後の時点で同バージョンを使っているPythonアプリケーションは78%を超えた。2.7は2.5に比べてコスト効率が高いことも特徴だという。
Python 2.5アプリケーションは、非推奨期間中は引き続き実行できる。App Engine Python Development SDKの今後のバージョンでは、非推奨となったランタイムのアップデートを促す警告メッセージを表示する。
Python 2.5の大部分の要素はPython 2.7との互換性があることから、ほとんどのユーザーにとってPython 2.7へのアップグレードは容易なはずだとGoogleは指摘し、Python 2.5を使っている全デベロッパはできるだけ早期の移行を検討してほしいと呼び掛けた。Python 2.5アプリをPython 2.7に移行させる方法について解説した移行ガイドなども提供している。
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