Khronos Groupは5月21日、モバイルカメラやセンサーを操作するためのオープンな標準となるAPIを新たに策定する計画を発表した。
OpenGLなどの業界標準を策定する業界団体、Khronos Groupは5月21日、モバイルカメラやセンサーを操作するためのオープンな標準となるAPIを新たに策定する計画を発表した。
Khronosは新しいAPIの目的について、画像処理高速化のためのAPIは既に策定されているが、カメラのセンサーやレンズ、フラッシュの低レベルコントロールができるカメラAPIはまだ存在していなかったと指摘する。
新たに策定を目指すカメラコントロールAPIは、ロイヤリティフリーのクロスプラットフォームAPIとなる。センサーやフラッシュ、レンズのバースト制御、センサーサンプルのシステムワイドタイムスタンプ、マルチプルセンサーコントロール、出力フォーマットと解像度の選択、関心領域の抽出、一貫したデバイスとフレームのメタデータといった機能を備える。
このAPIを策定するための「Camera作業部会」も設置され、2013年6月から作業に着手する。Khronosでは、モバイルや組み込みカメラ、センサー、画像処理などの技術を持つ企業の参加を呼びかけている。
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