Zabbix Japanは5月29日、オープンソースの統合監視ソフトウェア「Zabbix 2.0」を搭載したアプライアンス製品「Zabbix Enterprise Appliance ZS-5200」を発表した。
Zabbix Japanは5月29日、オープンソースの統合監視ソフトウェア「Zabbix 2.0」を搭載したアプライアンス製品「Zabbix Enterprise Appliance ZS-5200」を発表した。
Zabbixは、サーバのリソースやプロセス、ネットワーク機器、WebやJavaアプリケーションなどの稼働を監視し、障害が発生した場合に通知する統合監視ソフトウェアだ。SNMPトラップの監視をはじめとして豊富な監視機能を備えていること、収集したデータを基に詳細なグラフを作成できることなどが特徴だ。
Zabbix Enterprise Appliance ZS-5200はこのZabbixを、ぷらっとホームの小型サーバに搭載したアプライアンス製品だ。アプライアンス化により、サーバの購入にはじまり、セットアップやZabbixのインストール、周辺ソフトウェアの設定といった繁雑な作業を省き、容易にシステム監視運用業務を始められることがメリットだ。
CPUにARM Cortex-A9をベースとしたMarvellの「ARMADA XP」を採用することで低消費電力化を実現、ファンレス、スピンドルレス構造にしたことで省スペース化している。OSおよび各種ソフトウェアはZabbix専用機として最適化を行っており、監視マネージャ自体の自己監視/自動復旧も可能だ。
Zabbix Enterprise Appliance ZS-5200では、約200システムまでを監視できる。周辺温度が50度でも動作可能となっており、オフィスだけでなく店舗や工場など、さまざまな場所で導入可能という。価格は29万8000円、センドバック保守などを含む保守費用は10万円。6月17日に出荷を開始する。
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