次世代ビデオ圧縮技術「VP9」、Chromiumがデフォルトで有効にChromeやYouTubeでもデフォルトで有効になる予定

オープンソースのWebブラウザ「Chromium」の最新版では、次世代ビデオコーデック技術「VP9」への対応機能がデフォルトで有効になる。VP9は「H.264」の代替技術として、Googleが主導する「WebM」プロジェクトが規格策定作業を進めていた。

» 2013年06月21日 15時55分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 オープンソースのWebブラウザ「Chromium」の最新版では、次世代ビデオコーデック技術「VP9」への対応機能がデフォルトで有効になることが明らかになった。VP9は米Google主導の「WebM」プロジェクトが、現在普及している「H.264」の代替技術として規格策定作業を進めているオープンソースの技術。「VP8」の次世代版で無償利用でき、6月17日に完成させると予告されていた。

 Chromiumのコードレビューページにはこのほど、「VP9をデフォルトで有効にした」というメッセージが掲載された。Googleでエバンジェリストを務めるフランソワ・ボーフォール氏によると、「VP9は圧縮効率が高く、インターネットを介して動画を再生する際に使う帯域幅は、H.264利用時に比べて平均して半分程度で済む」という。

 WebMプロジェクトは2013年5月の時点で、Google ChromeやYouTubeでもVP9がデフォルトで有効になる予定だと説明していた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。