IBMはSmarterCloud Application Servicesにおいて、Web・モバイルアプリケーション開発などで使われることの多いPHP環境を提供すると発表した。
IBMは2013年8月22日、同社が提供するPaaSサービス「IBM SmarterCloud Application Services(IBM SCAS)」で、新たにPHP環境を提供すると発表した。
Zendが提供する「PHP Server」を「Zend Server V6 Application Pattern for PHP」という「パターン」として追加するもの。パターンを利用することで、環境の導入や事前設定に掛かる工数を削減でき、かつ、開発・テスト・運用などの複数の実行環境で同じ環境を簡単に用意できる。従来であれば仮想イメージの上に、PHP実行環境を用意し、個別に環境を整える必要があった。Zend Server V6 Application Pattern for PHPの利用価格は月額または時間ごとの従量課金制。
IBM SCASでは、IBMが「パターン」と呼ぶ、構成をあらかじめ整えたOSやアプリケーションサーバなどの仮想イメージを用意している。このサービスを利用することで、開発からテスト、デプロイ、実運用に至るプロセスを短縮し、機動的かつ効率的な開発・運用体制を目指すDevOps環境を実現できるとしている。
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