米Amazon.comは、ネット通販サイトなどがAmazonユーザーのアカウント情報を利用して決済できるサービスを提供すると発表した。
米Amazon.comは2013年10月8日、ネット通販サイトなどがAmazonユーザーのアカウント情報を利用して決済できるサービス「Login and Pay with Amazon」を提供すると発表した。
通販業者などが同サービスを利用すると、ユーザーはAmazonに登録済みの情報でログインし、そのサイトで買い物ができるようになる。この機能をサイトに組み込んでバックエンドシステムと連携させるためのウィジェットとAPIも提供する。料金は決済額と決済件数に応じた従量制となる。
Amazonによれば、通販サイトの多くがユーザーに専用アカウントの作成を奨励しているのに対し、買い手のほとんどはユーザー登録の手間を嫌う傾向にある。このため登録済みの情報を使って決済できる機能のあるサイトを選ぶユーザーが増えているという。そのため「Login and Pay with Amazon」サービスを利用すれば、通販業者はより多くの顧客と長期的な関係を築けるようになるとAmazonは説明する。
同サービスはタブレット端末やモバイル端末、デスクトップPCでシームレスに利用できる。サイト側は、ユーザーの注文や購入履歴などが管理できるほか、送付先住所や支払い方法が取得できる。その一方で、ユーザーのクレジットカード情報は共有しないとしている。
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