アカマイ・テクノロジーズは米国時間の2013年10月9日、「Akamai Open Platform Initiative」を発表。REST形式のAPI「Akamai{OPEN}」やSDKを介して、Akamai Intelligent Platformを管理、制御できるようにする。
米アカマイ・テクノロジーズは米国時間の2013年10月9日、「Akamai Open Platform Initiative」を発表した。サードパーティ製のアプリケーションからAPIを介してアカマイのインフラ「Akamai Intelligent Platform」にアクセスし、ネットワーク制御やデータの可視化などを行えるようになるという。
アカマイは、世界に13万台以上配備したサーバ群からなるAkamai Intelligent Platformを構築し、コンテンツ配信を最適化、高速化するContents Delivery Network(CDN)サービスを提供してきた。ここ数年は、同じインフラを活用し、セキュリティやモバイルコンテンツ配信などへとサービス範囲を拡大している。
Akamai Open Platform Initiativeでは、このインフラを顧客やパートナーに開放。REST形式のAPI「Akamai{OPEN}」やSDKを介して、Akamai Intelligent Platformを管理したり、パフォーマンス情報を得られるようにしていく。同社が開発者向けに公開したWebサイトでは、β版ながらいくつかのAPIが公開されている。具体的には、アラートやレポート、課金情報の把握に加え、DNSレコードの管理やWAF、メディアのセキュリティポリシー設定などが可能という。
また、Akamai Intelligent PlatformやCloud Monitorからデータを受け取り、レポーティングに反映したり、アクセスのトレンドやパターン分析に活用することも可能となる。すでに米BMCソフトウェアがクラウドパフォーマンスの最適化に関して、また米Sumo Logicがデータ分析に関して、Akamai Open Platform Initiativeを活用していくことを明らかにしている。
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