ベクトル型スパコンの技術を汎用化、一般的なプログラムを並列化するソフトウェアライブラリをNECが開発した。
NECは、2013年12月3日、リアルタイムでの画像認識など、負荷の高い演算を高速化する技術をソフトウェアライブラリとして実現したと発表した。
NECは、大量データのリアルタイム処理を低コストで実現するソフトウェア技術を開発したと発表した。この技術は、同社がベクトル型スパコン開発で採用してきた技術の応用だという。
NECの検証では数百人が映っている映像の中から1人を特定する処理に本技術を適用し、100個以上のプロセッサコアを搭載したメニーコアサーバ(Express5800/HR120b-1、Xeon Phi2基使用*)で実行した結果、従来は数分を要していた処理を1秒以内に短縮できたとしている。
ライブラリは、今後、自社既存ソリューションの効率化や、同社の注力分野である社会インフラ向けのシステムなどへの応用を予定しているという。
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