米オラクルがSDN関連技術を持つ企業を買収。WAN環境を経由してデータセンターとクラウド環境を安全に接続する技術を手に入れた。
米オラクルは2014年1月7日、WAN向けのソフトウェア定義ネットワーク(SDN)技術を手がけるCorenteの買収で合意したと発表した。
CorenteはあらゆるIPネットワークを介して、どんなサイトへも分散型アプリケーションの配信や管理ができる「Cloud Services Exchange」などの製品を提供している。
同社のソフトウェア定義型WAN仮想化プラットフォームでは、あらゆるサイトへのグローバルなプライベートネットワーク接続をセキュアな環境で実装・管理でき、クラウドベースのアプリケーションやサービスの導入を加速できるとオラクルでは説明している。
米オラクルはCorenteの買収を通じて、クラウド導入のための完成された技術ポートフォリオの提供を目指し、企業のデータセンターLANとWANの両方を仮想化できるSDN製品を提供。サービス導入にかかる時間の劇的な短縮とセキュリティ強化、エンタープライズエコシステムを通じた管理性の向上を図る、としている。
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