AWSが提供するストリームデータ処理サービスが、分散型リアルタイム処理フレームワークであるStormと連携できるようになった。
米Amazon Web Services(AWS)は2014年1月28日、Amazon KinesisとStormの連携を支援する「Amazon Kinesis Storm Spout」の提供開始を発表した。
Amazon Kinesisは、大規模なストリーミングデータをリアルタイムで処理できるフル管理型サービス。Kinesis Client Libraryを使ってストリーミングデータ処理アプリケーションを構築できる。2013年にはAmazon DynamoDB、Redshift、S3などのAWSサービスと連携させるためのKinesis Connector Libraryがリリースされていた。
さらにAWS以外のサービスにも対応させるため、同ライブラリを拡張して新たにオープンソースの分散型リアルタイム処理フレームワークであるStormをサポートしたものが、Amazon Kinesis Storm Spoutだ。
Amazon Kinesis Storm Spoutでは、Kinesisストリームから取得したデータをタプルとして放出し、Stormのトポロジーで処理できるようにする。Spoutを既存のStormトポロジーに追加して、Kinesisと連携させることが可能。GitHubで公開されており、動作環境にはAWS SDK for Java、Java 1.7(Java SE 7)以降、Apache Commons Lang 3.0、Google Guava 13.0以降が必要。
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