業界団体のFibre Channel Industry Associationは2月11日、最大で128Gbpsのストレージエリアネットワークを実現する「第6世代ファイバチャネル」の規格を発表した。
業界団体のFibre Channel Industry Association(FCIA)は2月11日、「第6世代ファイバチャネル」の規格を発表した。最大で128Gbpsのストレージエリアネットワークを実現する、業界最速のネットワーキングプロトコル規格となる。
第6世代のファイバチャネルではデータスループットを32Gbps(6400MB/秒)に倍増させ、4倍の128Gbps(25600MB/秒)を実現できるオプションも提供する。
32Gbpsと128Gbpsのファイバチャネルは、16Gbpsおよび8Gbpsのファイバチャネルとの間で完全な後方互換性を確保する。2つのネットワークポイントの間で最速の設定が自動的に適用され、ユーザーの介入は必要ないという。
ネットワークの安定性や省エネ性能の向上を図るため、高速ネットワークで発生するビットエラーを自動的に検出・復旧する「Forward Error Correction」(FEC)機能、光コネクタをスタンバイモードで運用できる機能なども提供する。
ネットワークやストレージメーカーからは、第6世代ファイバチャネルを採用した製品が2016年にも登場する見通しだ。
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