わが社はいかにしてHadoopクラスター環境を構築したかとなりのアドテク(2)(2/5 ページ)

» 2014年03月25日 19時00分 公開
[荻原慎吾/上原誠,CyberZ]

実践:CMのインストール手順

 取得したバイナリを任意の場所に配置します。ここでは、/usr/local/src/CM/以下にバイナリ「cloudera-manager-installer_4.7.3.bin」を配置します。配置したらchmodで、配置したバイナリに実行権限を付与しておきましょう。

# chmod 744 ./cloudera-manager-installer_4.7.3.bin

 次のコマンドでインストーラーを実行します。

# ./cloudera-manager-installer_4.7.3.bin

 すると、図3のようにウィザードが立ち上がり、ライセンスへの同意などインタラクティブに操作しインストールを進めます。特に難しいポイントはなくインストールが完了します。

 画面上部にまだ「Free Edition」と表示されるのは「ご愛嬌」でしょう。

図3 インストールウィザード画面

 途中でJDKのインストールも実行されます。希望のバージョンがあるようでしたら事前にJDKをインストールしておくと、このフェーズはスキップできます。JDK 1.6または1.7がサポート対象です。

 インストール作業終盤にCMのURLが表示されますので、控えておきましょう。

 最後に「Installation was successful.」とメッセージが出ればインストールは完了です。

 インストールが完了すると、CMが起動しているのでWebブラウザーから確認してみましょう。起動には多少時間がかかるのでWebブラウザに表示されるのを焦らず待ちます。

 Webブラウザーにログイン画面が表示されたら、デフォルトのユーザー名とパスワードである「admin/admin」でログインします。

図4 CMのログイン画面

 無事ログインできれば完了です。初めは図5のようにエディションの選択画面が表示されます。

図5 CMへの初めのログイン後画面

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