米IBMが、System z資産を活用するための周辺製品群をまとめて発表。現代的な環境を提供する。
米IBMは2014年4月8日、メインフレーム「IBM System z」向けの新製品を発表した。具体的には、メインフレーム製品で運用するシステムを対象に、データの連携やアプリケーションへのアクセスを実現するプラットフォームを提供する。併せて、モバイル端末からメインフレームにアクセスするための従量制の料金体系を発表した。
モバイル端末の普及に伴うトランザクションの急増で、企業では新しいモバイルアプリケーションの統合に関連したコストが増え続ける一方だとIBMは指摘する。
「IBM System z Solution for Mobile Computing」はそうした状況に対応し、新しいモバイルサービスやクラウドサービスの迅速な統合と提供を支援する。
同時に発表されたz/OS上のモバイルワークロードの新しい料金体系では、モバイル端末を経由するトランザクションに掛かるコストを最大で60%削減でき、ソフトウェア課金に用いられるトランザクションの上昇率を平準化できるとしている。
ストレージやHadoop関連の新製品では、IBMとVeristormが共同開発した、Linux on System z専用のプラットフォームである「Hadoop for Linux on System z」、メインフレーム用の次世代フラッシュストレージ「IBM DS8870」、「IBM CICS Transaction Server」の新バージョン、Webやクラウド、モバイル端末からz/OS資産へのセキュアなアクセスを実現する「IBM WebSphere Liberty z/OS Connect」、不正な攻撃を食い止める「IBM Security zSecure SSE」の各製品を発表した。
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