WordPress 4.0βが公開された。正式版は2014年8月になる見通しだ。
オープンソースのCMSツールWordPressは2014年7月10日、「WordPress 4.0 Beta1」のリリースを発表した。4.0の正式リリースは8月に予定している。ベータ1はまだ開発中のバージョンであり、本番サイトでの使用は推奨していない。
WordPressのブログによると、4.0で準備されている主な新機能のうち、ビジュアルエディターやメディアモーダルの「URLからの挿入」タブでは、URL経由でビデオや画像、ツイートなどのコンテンツが組み込めるようになった。例えばWordPress.tvやYouTubeビデオなどのURLを、独立した行にペーストできる。
メディアライブラリには、既存の一覧表示に加えて「グリッド」表示が加わる。項目をクリックするとモーダルウィンドウが表示され、大きな画面でプレビューを見たり、添付ファイルの情報を編集したりできる。モーダルを閉じることなく項目間を移動することも可能。
プラグインインストールの過程も刷新される。インストーラのリスト表示方法が変更されたほか、プラグイン検索や詳細情報参照の際に表示する情報量を増やし、インストールの過程で使う言語も選べるようになった。選択肢には日本語も含まれる。
エディタはインテリジェントなサイズ変更に対応し、必要に応じて上下バーに固定できる。また、ギャラリープレビューなどの画面ではキーボードやカーソルとTinyMCEビューとの関係が改善された。カスタマイザー内のウィジェットは別のパネルに読み込まれるようになり、文章フォーマット関連の関数にも変更が加わっている。
WordPressは開発者に対し、β版をテストしてバグなどを見つけたら報告してほしいと呼び掛けている。WordPress 4.0ベータ1の日本語版は現在準備中だという。
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