12Gbps対応RAIDアダプターに4ポートの低価格ラインアップが登場

ピーエムシー・シエラのSAS(Serial Attached SCSI)に対応したRAIDアダプター「Adaptec 8」シリーズに、新たに4ポート製品が加わる。

» 2014年08月11日 11時00分 公開
[原田美穂@IT]

 アスクは2014年8月19日より、ピーエムシー・シエラのSAS(Serial Attached SCSI)に対応したRAIDアダプター「Adaptec 8」シリーズの新ラインアップの提供を開始する。

 従来、ハイエンドラインアップであるAdaptec 8シリーズでは、サーバーラックの高密度化を考慮した8〜16ポート製品が中心だったが(関連記事:ピーエムシー、12Gbps対応RAIDアダプター「Adaptec8シリーズ」を発売」)、今回の製品では、既存環境に導入した際にも無駄の少ない4ポートになっている。8ポートの製品と比較して調達しやすい価格帯(予想市場価格:5万円台)での提供となる。ポート当たりの伝送速度は最大12Gbps(SAS 3.0準拠)、RAID 0、1、1E、5、6、10、50、60に対応する。

 また、他のAdaptec 8シリーズ同様、オプションのAFM-700モジュールを加えることで「ゼロメインテナンスキャッシュプロテクション」という、独立したキャパシター電源を使ったライトキャッシュの保護機構も提供する。万一の障害発生時には、キャパシター電源を使って揮発メモリ上のデータを不揮発メモリに自動格納するものだ。これにより、重要データであっても一定の応答性能を維持できるとしている。

 同製品を展開するピーエムシー・シエラ・ジャパンでは、既存のサーバーラックでは16ポートを使い切れないケースがまだ多いことから、ストレージパフォーマンス改善を狙う一般のユーザー企業を含め、データセンターの現実的なニーズを追いたい、としている。

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