AzureクラウドサービスではVS Onlineからのデプロイのみがサポートされている。関連付けを行うチームプロジェクトはTFVC(Team Foundation Version Control)、Gitのいずれで構成されていてもよい。
Azureクラウドサービスへのデプロイを行うには、Azure管理ポータルからクラウドサービスを選択して、ソース管理からのデプロイの設定を行えばよい。
関連付けを行うと、チームプロジェクトにあるソースコードをビルド後、自動的にデプロイが行われるようになる。チームプロジェクトに登録されているソリューションでデプロイを行いたくないソリューションは自動的に作成されるビルド定義(後述)から削除しておけばよい。
上の画面の[Visual Studio Onlineを使用した発行の設定]をクリックすれば、自動デプロイの関連付け作業が始まる。最初にVS Onlineへの接続を承認するダイアログが表示される。
VS Onlineのアカウントをすでに作成していれば、[既存のユーザー]の先頭にある空欄に関連付けたいサブドメイン名を指定すればよい。[今すぐ承認]をクリックすれば、OAuthのウィンドウが表示されるので、[ACCEPT]ボタンをクリックすれば、承認される。
承認後、デプロイ対象となるチームプロジェクトを選択すると、連携設定が完了する。
承認が完了し、リポジトリの指定を行うと、上記の[ソース管理の統合]の下には今度は[Visual Studio Onlineから切断]と[証明書の更新]の2つのリンクが表示されるようになる。
この状態になると、Visual Studioで選択したチームプロジェクトにチェックインしたタイミングで自動的にVS Onlineでビルドの実行、デプロイが実施されるようになる。
では、デプロイが実施されるのはどういう仕組みだろうか。関連付けを行った際に、VS Online上に自動的に「クラウドサービス名_CD」というビルドサービスが作成される。上記の例では「kkatmarkitetest」というクラウドサービスなので、「kkatmarkittest_CD」というビルド定義が作成される。そして、kkatmarkittest_CDは継続的インテグレーションで自動化されるように設定されているため、チェックインのタイミングでビルドとデプロイが実行されるのだ。
ビルド構成の[Projects]と[Configurations]の設定を確認しておこう。特にデバッグ構成のままデプロイしないようにしてほしい。
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