IIJは2015年3月2日、ビッグデータの収集・蓄積・解析のための環境をワンストップサービスとして提供する「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」を、正式提供開始した。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は2015年3月2日、ビッグデータの収集・蓄積・解析のための環境をワンストップサービスとして提供する「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」を、同日に正式提供開始したと発表した。トレジャーデータのサービスと同じ方向を目指していると考えられる。
IIJは、「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」を、2014年11月以降、試験サービスとして提供してきた。これまではクラウドストレージサービスのみだったが、保存したデータをBIツールなどで活用できる「解析オプション」を追加し、正式サービスとして提供開始した。
解析オプションでは、同ストレージサービスに保存されたデータに対し、HadoopおよびHiveを利用して処理・加工・操作が行える。BIツールなどを活用したビッグデータ分析を行うために、HiveQLによるデータ操作のためのWeb UI(管理コンソール)やAPI、JDBCドライバーなどの環境を用意しているという。
「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」は従量制で、ストレージ利用量1TBごとに7000円。さらにクラウドストレージからのダウンロードデータ転送量が1GBを超えて1TBまで1万円、以降1TBごとに1万円だ。
今回加わった解析オプションは、HiveのSQLライクなクエリ言語HiveQLを実行する仮想インスタンスごとに1万円が課金される。1インスタンスの仕様は、CPU 1コア相当、メモリ4GB、計算用ストレージ400GBとなっている。
IIJはビッグデータ関連で、他にもClouderaのHadoop環境、MPPデータベースのGreenplum Databaseをサービスとして提供するなどしている。
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