国内クラウドサービス「IDCFクラウド」からAPI経由でメール配信サービスを利用できるように。メールサーバーを構築せずにメール配信機能を利用できるため、サービス立ち上げを効率化できるようになる。
メール配信サービス「SendGrid」の国内代理店である構造計画研究所とIDCフロンティアは2015年6月11日、メール配信およびSendGridサービスの販売で業務提携を発表した。
SendGridは米SendGridが提供するメール配信のクラウドサービス。配信数増加に伴うメールサーバー負荷も、クラウド上でスケールさせることで対応する。モバイルアプリやサービスなどの利用に必須の、認証メールなどの配信ノウハウを持ち、ABテストなどを含むメールマーケティング実施のための機能も持つユニークなサービスだ。メール配信に関わる各機能はAPIが用意されており、アプリケーション連携が容易な点も特徴。日本国内では構造計画研究所が販売を手掛ける他、独自のユーザーサポートを展開している。
SendGridは既に、Microsoft Azureなどのパブリッククラウドサービスでも利用できるようになっており、HerokuやEngineYardなどのPaaSからもアドオン的に利用できるが、今回、新たに、国内のクラウドサービスプロバイダーであるIDCフロンティアの「IDCFクラウド」経由でも利用できるようになった。
具体的には「IDCFクラウド」管理画面上でSendGridの各種機能と連携可能で、1カ月当たり延べ2万5000通までのメール配信が無料となるSendGridの「特典プラン」を利用できるという。
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