米グーグルのDockerコンテナ管理サービスが一般提供開始「毎週20億以上のコンテナを立ち上げている」

米グーグルがGoogle Cloud Platform上で提供しているDockerコンテナオーケストレーション/管理サービス、Google Container Engineが2015年8月26日、ベータ段階を終了、一般提供が開始された。毎週20億以上のコンテナを立ち上げているグーグルの経験に基づくサービスだとしている。

» 2015年08月28日 08時11分 公開
[三木 泉@IT]

 Google Cloud Platform上のDockerコンテナオーケストレーション/管理サービス、Google Container Engineが2015年8月26日、ベータ段階を終了、一般提供が開始された。

 同サービスの可用性SLAは99.5%。同サービスとしての価格は5ワーカーノードまで無料、6ノード以上は1クラスタ1時間当たり0.015米ドル。課金は11月1日分より始めるという。他にGoogle Compute Engineのインスタンス利用料金が掛かる。

 Google Container EngineはKubernetesを用いたコンテナオーケストレーションおよび管理のサービス。ユーザーはコンテナについて、確保したいCPU/メモリ量、レプリカ数、キープアライブポリシーなどをJSONファイルに指定することで、自動的なオーケストレーションによって、これに基づくコンテナ環境の運用が行われる。

 Google Container Engineでは、ログおよびヘルスチェック機能が提供される。コンテナクラスタに割り当てるCPUやメモリ量は、容易に変更できる。

 米グーグルのGoogle Cloud Platformプロダクトマネージャー、クレイグ・マクラッキー(Craig Mcluckie)氏は、同サービスの本格提供についてのブログポストで、「検索からGmailに至るまで、Googleでは全てをLinuxコンテナにパッケージングし、動かしている。世界中のデータセンターで、毎週20億以上のコンテナを立ち上げている。Container Engineは、コンテナに関する当社の経験の最良な部分を提供するものだ」と述べている。

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