サーバーアプリからダイレクトにExcelファイルを生成「ExcelCreator 2016」現場の利便性向上、帳票出力にも対応

アドバンスソフトウェアは、独自開発したプログラムから直接Excelファイルを生成するコンポーネントを発売した。Windowsアプリケーションだけでなく、ASP.NETでも利用できる。

» 2015年11月26日 17時44分 公開
[@IT]

 アドバンスソフトウェアは2015年11月26日、「ExcelCreator 2016」の発売を開始した。Visual Basic .NETやVisual C#などで開発したプログラムから直接Excelファイルを生成するためのコンポーネントで、実行環境にExcelは不要。Windowsアプリケーションだけでなく、ASP.NETでも利用できる。

 ExcelCreator 2016には、「ExcelCreator 10.0 for .NET」「ExcelCreator Ver3.6」「ExcelCreator Ver3.0」のの三つのコンポーネントが含まれる。ExcelCreator 10.0 for .NETは、.NETでの開発に対応し、「xlsx」と「xls」の両方の形式に対応する。ExcelCreator Ver3.6とExcelCreator Ver3.0は、いずれもActiveXコンポーネントで、前者はxlsx形式のみ、後者はxls形式のみに対応する。

 目的のセルへのデータ設定をはじめ、セルの書式設定や、計算式、画像、オートシェイプなどの設定、シートのコピーや行、列の挿入/削除などが簡単なコーディングで可能。Excelファイルの新規作成の他、既存のExcelファイルを開いたり、上書き保存や別名ファイルへ保存したりできる。.NET版はExcel形式以外に、PDFやHTMLファイルにも出力できる。

セルの書式設定などを行える「セルデザイナ」の画面(出典:アドバンスソフトウェア)
HTMLファイルの出力例(出典:アドバンスソフトウェア)

 ExcelCreator 2016ではWebアプリケーションでも使用できるよう、複数同時処理やストリーム保存にも新たに対応している。サーバーやクラウド環境で入力、抽出されたデータからExcelファイルを作成してクライアントに配信することもできる。

 .NET版の動作環境は以下の通り。

対応OS Windows Vista SP2以上/7 SP1以上/8/8.1/10、Windows Server 2008 SP2以上/2008 R2 SP1以上/2012/2012 R2で、.NET Framework 3.5 SP1以上

対応する開発ツール Visual Studio 2008 SP1以上/2010/2012/2013/2015

対応するExcelのバージョン Excel 2003/2007/2010/2013/2016



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