米テスラモーターズやSpaceXのイーロン・マスク氏、著名なベンチャーキャピタル企業であるY Combinatorのサム・アルトマン氏などが、2015年12月11日(米国時間)、人工知能(AI)関連技術の開発を行う非営利企業、OpenAIを設立したと明らかにした。最終的な目的は、人工知能関連技術が特定の企業あるいは組織に独占されることで、悪用される危険性を減らすことにあるようだ。
米テスラモーターズの会長兼CEOで、SpaceXのCEO兼CTOなどとしても知られるイーロン・マスク(Elon Musk)氏、シード段階のベンチャーキャピタルとして著名なY Combinatorのプレジデントであるサム・アルトマン(Sam Altman)氏らは2015年12月11日(米国時間)、人工知能(AI)関連技術の開発を行う非営利企業、OpenAIを設立したことを明らかにした。
マスク氏とアルトマン氏は共同で会長を務める。リサーチディレクターには、米グーグルのリサーチサイエンティストだったイルヤ・サツキヴァー(ilya Sutskever)氏が就任した。CTOは、インターネット決済のStripeでCTOを務めていたグレッグ・ブロックマン(Greg Brockman)氏が務める。スタッフについては、グーグル出身者など、人工知能/ニューラルネットワークの研究で知られるエンジニアの名が挙げられている。アドバイザーには、パーソナルコンピューターおよびオブジェクト指向プログラミングの生みの親の一人であるアラン・ケイ(Alan Kay)氏の名も見られる。
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