ジャストシステムが、「FinTechと金融サービスに関する調査」の結果を発表。「FinTech」の認知度はまだ低いものの、FinTechを活用した新たなサービスに強い期待を抱く人は日に日に増えているという。
ジャストシステムは2016年7月29日、「FinTechと金融サービスに関する調査」の結果を公表した。同調査は、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」上でアンケートを実施したもの。
調査結果によると、FinTechについて「名前も意味も知らなかった」が71.7%を占めたのに対し、「他の人に正しく説明できる」ほどまで理解する人は5.6%にとどまった。さらに、「言葉は聞いたことがあるが、詳しくは知らない」(10.4%)、「何となく理解しているが、他の人に正しく説明できる自信はない」(6.2%)という結果となり、FinTechの認知度は、まだ一般層に浸透するほど高くはないことが分かった。
そこで、同社がFinTech関連サービスの具体的な内容を説明した上で利用意欲を聞いたところ、「スマートフォンやタブレットのジャックに小型の専用端末を取り付け、クレジットカード決済ができる『モバイル決済サービス』を利用したい」(29.3%)、「レシートを撮影したデータから支出金額を認識する他、クレジットカードの利用明細などのオンライン情報と連携して出納の状況を把握できる『自動家計簿サービス』を利用したい」(26.4%)、「人工知能(AI)による資産運用アドバイスを受けられる『ロボ・アドバイザー』を利用してみたい」(18.1%)という結果になり、資産の管理/運用や決済を効率化する金融サービスに期待が集まることが分かった。
なお、今回の調査期間は2016年7月22〜25日で、20〜59歳の男女669人から回答を得た。
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