7月20日には、総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報セキュリティ対策室が、高度な専門的知識を必要とする非常勤職員の採用を始めたことが話題となります。
情報セキュリティに関する情報収集・分析に必要な知識、経験を有するなど、高度な専門的知識を必要とするという条件にもかかわらず、日給が8000円(時給換算すると1400円程度)で“交通費も出ない”という待遇だったのです。
最近では「セキュリティ人材が足りない」と省庁を含む各所で言われているにもかかわらず、そう言っていたはずの省庁自身がこのような条件で人材を募集をしているということで、多くのセキュリティクラスタの人たちが「セキュリティは安い」「人材が不足する理由がよく分かる」「この待遇で募集するくらいなのだからセキュリティ人材は不足していないのではないだろうか」といったコメントをしていました。筆者の観測範囲内では、積極的に応募したいというツイートは1つもありませんでした。
一方で、「総務省の提言には給与については何も書かれていない」というツイートや、「役所の賃金は規定に沿うしかないのでこうなってしまうのは仕方がない」というツイート、「既に雇う人が決まっていて、形式的に募集しているだけなのではないか」とする意見などもありました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.