米グーグルがCloud Foundry Foundationに参加Kubernetesとのより深い統合も

Cloud Foundry Foundationは2016年12月15日、米グーグルが同ファウンデーションのメンバーとなったことを発表した。CNCFのCOOは、Cloud FoundryにおけるKubernetesの直接的な採用もあり得ると語っている。

» 2016年12月19日 08時52分 公開
[三木泉@IT]

 Cloud Foundry Foundationは2016年12月15日、米グーグルが同ファウンデーションのメンバーとなったことを発表した。

 グーグルとCloud Foundry Foundationは、これまでもいくつかの協業を積み重ねてきた。Google Cloud Platform上でCloud Foundryを稼働するための統合作業に加え、最近ではCloud Foundryが外部サービスとの連携を行うためのAPIであるOpen Service Broker APIをさらにオープンなものにし、Cloud Foundry、Kubernetes、OpenShiftの3つのプラットフォームの連携を進めていくプロジェクトを発表した。同プロジェクトには、グーグルの他、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)の主要メンバーが参加している。

 Google Cloudのバイスプレジデントであるブライアン・スティーブンス(Brian Stevens)氏は、Cloud Foundry Foundationへの加入についてのブログポストで、「Cloud Foundry Foundationへの参加により、私たちはCloud Foundryのエコシステム全体とより深く関わり、協力できるようになる。2017年を迎えるに当たり、グーグル、Cloud Foundry Foundation、そして両者のコミュニティの間で、さらなる統合およびイノベーションが実現できることを期待している」と述べている。

 CNCFのCOOであるクリス・アニズィック(Chris Aniszczyk)氏は、2016年11月に筆者のインタビューに答え、困難ではあるものの、Cloud FoundryにおけるKubernetesの直接的な採用もあり得ると語っている。これについては別記事で紹介する。

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