Oracle RATとOracle Cloud(Oracle Database Cloud Service)を用いたデータベースのテストの流れは以上の通りだ。ここではアップグレードに伴うテストの例にとったが、長内氏は、ほかにも次のようなケースで変更前後の性能を比較したい場合には、Oracle RATが有効だと話す。
なお、次に示すのは、Oracle RATとOracle Cloudを使うことで、テストの工数をどのくらい削減できるのかをまとめた図だ。
「Oracle RATにより、図にグレーで記した部分の作業が不要となり、オレンジで記した作業が大きく簡略化されます。加えて、『テスト環境の準備』という煩雑な作業は、Oracle Cloudによって簡素化されます(図の青字部分)。こうして1回のテストにかかる工数や期間を大きく削減できるので、それによって得た余力を、テストの回数を増やすことによるシステム品質の維持/向上、あるいはシステムの改善や新規システムの企画、Oracle Databaseの新機能の学習などに使われるのもよいでしょう」(長内氏)
以上、ここではアシストの長内氏による解説により、Oracle RATとOracle Cloudを用いたデータベースに対するテストの概要を紹介した。なお、アシストでは両ツール/サービスを用いたデータベースのバージョンアップテストの方法について、実機を使って詳しく学ぶことのできるハンズオンセミナーを随時開催している。本記事を読んで関心を持たれた方は、下記に紹介するリンク先で詳細を確認のうえ、奮って参加いただきたい。また、2017年4月末までの期間中、Oracle Cloudを活用したデータベースバージョンアップに取り組む企業を支援する「12c R2 × Oracle Cloudスタートアップキャンペーン」を実施している。12c R2へのバージョンアップを検討している企業は、下記の関連情報のリンク先で同キャンペーンの詳細をご確認いただきたい。
本記事で紹介したOracle Real Application TestingとOracle Cloudよるデータベーステストの方法について、ハンズオン形式で詳しく解説するセミナーを下記の要領で開催します。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年2月11日
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