インサイトテクノロジーのデータベース統合監査ツール「PISO」が「MySQL」にも対応。データベースの種類やバージョンが混在するシステムにおいても、ログ形式の違いを意識せずに監査の統合運用を実現できる。
インサイトテクノロジーは2017年2月9日、データベース監査ツール「PISO」の最新版をリリース。新たにMySQLの監査にも対応した。
PISOは、データベース管理システム(DBMS)のログファイルを取得して、不正アクセスを検知するデータベース監査ツール。Oracle Database、SQL Server、FUJITSU Software Symfowareなどの商用データベースに加え、法人需要が増えているオープンソースソフトウェア(OSS)データベースへの対応も進めている。2016年8月のPostgreSQL対応版に続き、今回、新たに「MySQL」にも対応した。異なるDBMS、異なるバージョンが混在している環境においても、ログの形式や取得項目などを意識せずにデータベース監査の統合運用を実現できる。
PISOでは、ローカルログインを行った内部不正には対処しにくい課題がある「ネットワークキャプチャー型」に対して、プラグインを用いてメモリを参照する「メモリ参照型」と呼ばれる方式を採用。ホスト側に負荷を掛けずに精度の高いログ取得が行えるという。J-SOX(内部統制監査制度)やPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)などの各種法規制に対応するためのデータアクセス監査の実現や、「リアルタイム監視機能」による内部不正の抑止と不正アクセス検知対策に活用できる。
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