米グーグル、GCPでACID特性と拡張性を兼ね備えたデータベースサービス「Cloud Spanner」を発表「ミッションクリティカル用途に利用可能」

米グーグルは2017年2月14日(現地時間)、パブリッククラウドサービスGoogle Cloud Platformで、従来のリレーショナルデータベースと同様にトランザクションの一貫性を保証する一方、水平なスケーリングとデータ分散を実現したデータベースサービス、「Cloud Spanner」のパブリックベータを提供開始したと発表した

» 2017年02月15日 08時46分 公開
[三木泉@IT]

 米グーグルは2017年2月14日(現地時間)、パブリッククラウドサービスGoogle Cloud Platformで、従来のリレーショナルデータベースと同様にトランザクションの一貫性を保証する一方、水平なスケーリングとデータ分散を実現したデータベースサービス、「Cloud Spanner」のパブリックベータを提供開始したと発表した。SQLデータベースとしてアクセスでき、ミッションクリティカル用途に利用できるという。

 発表文では、Cloud Spannerが以下のメリットを提供するとしている。

  • シャーディングやクラスタリングなしにRDBMSをスケールアウト
  • NoSQLデータベースを使わずに水平スケーリングを実現
  • レプリケーションやフェールオーバを設計することなく高可用性を維持し、災害対策を実施
  • データレイヤの暗号化、アイデンティティおよびアクセス管理、監査ログを備えたセキュリティを実現

 Cloud Spannerは完全な従量課金で提供される。料金は、コンピュートノードの時間、ストレージ消費量、外部ネットワークアクセスで構成されるという。

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