あるエンティティがあるエンティティに対してどのような役割や立場であるかについて、ロールとして実線上に記述する場合があります。
解答 演習4-4 イ
*囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)
多重度の表記ルールにはオプショナリティという概念が加わり、下図のように多重度に0を含むか含まないかを区別して表現します。
本試験過去問題による類題演習 | |
---|---|
□H16 午前問26 | 概念データモデル(図書予約)に関する記述 |
□H14 午前問26 | 概念データモデル(顧客・注文・商品)に関する記述 |
□H23 午前II問1 | 概念データモデル(社員と入社年度)に関する多重度 |
概念設計の目的は、業務上のイベントや資源を抽出・正規化することで、その関係をできる限りシンプルにわかり易く表現することです。多対多の関連は非正規形となり、論理モデル上好ましくないため、エンティティ間に連関エンティティを一つ設け、多対多を排除します。
本試験過去問題による類題演習 | |
---|---|
H25 午前II問3 | 二つのエンティティ間に多対多の対応が生じた場合の方策 |
H23 午前II問3 | 正しい概念データモデル(健康診断の検査項目・検査値)の選択 |
主キーを、同じテーブルの他の属性の外部キーとして設定したことにより、自己参照(あるエンティティの属性が同じエンティティを参照している)となるケースも出題されます。
本試験過去問題による類題演習 | |
---|---|
□H18 午前問16 | 再帰的なE-R 図の解釈 |
あるエンティティから特定のエンティティに複数の外部キーを持つ場合、E-R図には外部キーの数だけリレーションシップを記述します。
エンティティには次のように弱実体・強実体という概念があります。
弱実体 | 他のあるエンティティのインスタンスが存在しなくなれば、自身のインスタンスも存在しなくなるエンティティ |
---|---|
強実体 | 他のあるエンティティのインスタンスが存在しなくなっても、自身のインスタンスは存在しなくならないエンティティ |
概念データモデルにおいて、実体Aのインスタンスaが他の実体Bのインスタンスbと関連しており、aが存在しなくなれば、bも存在しなくなる。このような実体Bを何と呼ぶか。
ア 仮想実体 イ 強実体 ウ 弱実体 エ 正実体
(H24春DB午前II問16)
解答 演習4-5 ウ
*囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)
本試験過去問題による類題演習 | |
---|---|
□H17 午前問31 | 概念データモデル(商品在庫管理台帳)の適切なエンティティ |
□H19 午前問30 | スキーマ群(販売代理店の販売データ)から得ることのできない情報 |
□H27 午前II問4 | 概念データモデル(受講)の属性の選択 |
□H26 午前II問5 | aが存在しなくなれば、bも存在しなくなるような実体B |
解答 Point check イ
*囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)
ポケットスタディ データベーススペシャリスト [第2版]
具志堅融、河科湊著
秀和システム 1,500円
データベーススペシャリスト試験は同じパターンの出題が多いため、過去問をたくさん解くことが合格の早道です。しかし、難易度の高い過去問を解くには、勉強が必要であり、多くの時間と労力を必要とします。本書は、プロの講師が推奨する、テキストを少し読み→該当する過去問を解き→理解を深めるというアジャイル的学習法で、驚くほど短時間で合格するツボとコツを解説します。"すき間時間"を活用して効果的な学習ができます!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.