富士通とミランティスは2017年5月8日、ミランティスのOpenStackディストリビューション/サービスの提供について、戦略的協業契約を結んだと発表した。富士通は2017年6月以降、同社のプラットフォームソリューション「MetaArc」の一部として、ミランティスのOpenStackを提供していくという。
富士通とミランティスは2017年5月8日、ミランティスのOpenStackディストリビューション/サービスの提供について、戦略的協業契約を結んだと発表した。富士通は2017年6月以降、同社のプラットフォームソリューション「MetaArc」の一部として、ミランティスのOpenStackを提供していくという。
より具体的には、ミランティスのOpenStackを2種類の方法で提供する。1つは顧客のデータセンターへの導入。もう1つは富士通のデータセンターに顧客専用のサーバ環境を構築、この上にOpenStackを導入する方法。いずれの場合も、運用代行サービスおよびソフトウェア更新自動化が使える。
ミランティスは運用代行サービスやソフトウェア自動更新の仕組みで知られている。顧客先やデータセンターに導入されたプライベートOpenStack基盤の運用をミランティスが代行するサービスを提供。または、導入後しばらくはミランティスが運用を代行しながら運用ノウハウを顧客に移転、その後顧客が運用を引き継ぐ形態もとれる。一方、OpenStackでは運用開始後のアップデートやバージョンアップが頭痛の種だが、ミランティスは稼働を止めずに自動的なローリングアップデートを行うサービスを提供している。半年や1年ではなく、週単位でソフトウェアを更新していくことができる。
富士通はミランティスのこうしたサービスを活用、顧客が望まない限り運用に関わらない形で、OpenStackの専有環境を利用できるようにしていく。
2社の提携内容につき、詳しくは別記事で紹介する。
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