人気過去連載を電子書籍化して無料ダウンロード提供する@IT eBookシリーズ。第28弾では、ビジネスの変化に強いシステム構築を実践する上で必要となる「データモデリング」を理解し、実践していくための基礎と手法をまとめてお送りする。
「ゼロからのデータモデリング入門」は、ビジネスの変化に強いシステムを構築する上で必要な概念である「データモデリング」の基本的な考え方とその使い方を分かりやすく解説した人気連載である。@IT eBookシリーズ Vol.28は、この全12回の連載を「保存版」として、すぐ手元で参照できるようにまとめたものだ。
「モデリング」とは、ある一定のルールに基づいてモノやコト(事象)を整理する技法のこと。物事を正しく整理すれば、「現状の再確認」がしやすくなり、さらに「新たな発見」も期待できる。
本eBookで取り扱う「データモデリング」は、「データ」をモデリングする手法だ。一般的にITシステムの開発には「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「システム開発」「テスト」「納品/リリース」「運用・保守」などの工程があるが、このうち「基本設計」の工程でデータモデリングを使う。例えばデータベースシステムでは、「データベース設計」の段階でデータモデリングを実施する。それで出来上がったものを「データモデル」と呼ぶ。
このデータモデルは、他のメンバーと相互理解を深めたり、ビジネス戦略を練ったりするためのコミュニケーションツールとしても利用できる。例えば、本eBookの著者が所属する会社では「ビジネス視点のデータモデル」を提唱しており、E-R図(entity-relationship diagram)でビジネスプロセスを表記する方法論を実践しているという。この方法によって、ビジネスプロセスとデータモデルの同期が可能になる。つまり「ビジネスプロセスの可視化と同時に、データモデルも可視化できる」と著者は提唱している。
このプロセスが、データベースエンジニアに「実際にどんなメリット」があり、また、会社として「どんな効果が期待できる」のか。そして「それをどのように実践していくのか」。この答えを、ぜひ本eBookをダウンロードして確認してもらいたい。皆さんの会社で、「どのようにデータモデリングに取り組んでいくべきか」のヒントになれば幸いだ。
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