NTT Com、Enterprise CloudでRancherによるプライベートコンテナサービス提供へ2017年10月に提供開始予定

NTTコミュニケーションズは2017年7月6日、Rancher Labsのコンテナ管理ソフトウェア「Rancher」を使ったプライベートコンテナサービスを、NTT Comのクラウドサービスである「Enterprise Cloud」のメニューとして、2017年10月に提供開始する予定であることを発表した。

» 2017年07月07日 08時41分 公開
[三木泉@IT]

 NTTコミュニケーションズは2017年7月6日、Rancher Labsのコンテナ管理ソフトウェア「Rancher」を使ったプライベートコンテナサービスを、NTT Comのクラウドサービスである「Enterprise Cloud」のメニューとして、2017年10月に提供開始する予定であることを発表した。

 Rancherは、短く表現すれば、コンテナ関連のさまざまなコンポーネントを統合して使いやすくしてくれる管理ツール。コンテナエンジン、コンテナレジストリ、コンテナオーケストレーション/スケジューリング、ユーザー認証、コンテナネットワーキング、コンテナストレージなどをまとめ、ユーザーのためのグラフィカルなインターフェースを提供。ユーザーはコンテナおよびクラスタの作成・削除、スケールイン/アウト、稼働監視などができる。使いやすさで人気がある。

企業にとって使いやすいコンテナ環境を提供する

 NTT Comは、このソフトウェアを採用し、大規模企業のためのプライベートコンテナサービスを提供するという。顧客単位で専用の環境を構築・運用し、閉域網で接続できるため、セキュリティを気にするユーザー組織に適しているという。

 一方、NTTPCコミュニケーションズは、同社のクラウドサービス「WebARENA」のメニューとして、中堅・中小企業向けパブリックコンテナサービスを2017年中に提供する予定という。

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