2017年8月7日(米国時間)、Brocade Communications Systemsが提供してきたSDN(Software Defined Networking)製品事業を継承する新会社、Lumina Networksの設立が発表された。
2017年8月7日(米国時間)、Brocade Communications Systemsが提供してきたSDN(Software Defined Networking)製品事業を継承する新会社、Lumina Networksの設立が発表された。
LuminaはBrocadeからのスピンオフにより生まれた企業。CEOにはBrocadeの戦略担当副社長であったアンドリュー・カワード氏が就任した。LuminaはBrocadeが展開してきたOpenDaylightベースのSDNコントローラーおよびアプリケーションを引き継ぐ。
Lumina SDN Controller:旧称「Brocade SDN Controller」。OpenDaylightベースのSDNプラットフォームで、ドキュメント、品質保証、サポートが付属する有償のコマーシャル版と、無償のデベロッパー版がある
Lumina Flow Manager:ネットワークトポロジーを可視化し、リアルタイムのトラフィック情報に基づいて、トラフィックエンジニアリングが行えるアプリケーション
Lumina Zero Touch Installer:仮想CPEなどの機器のゼロタッチプロビジョニングを実現するアプリケーション。機器をネットワークに接続すると、適切なソフトウェアイメージと設定を自動的に送り込むことができる
また、Luminaは自社ネットワークのSDNへの移行あるいはSDNを活用した新ネットワークサービスの構築を進める企業を支援するサービス(「NetDevサービス」と同社は呼んでいる)を併せて展開する。
日本でも、Brocade時代の活動を引き継ぎ、日本仮想化技術と提携して、大手通信関連サービス事業者向けにビジネスを展開していくという。
プレスリリースは、「Luminaと日本仮想化技術は、日本の顧客向けにSDN、NFV、ネットワーク自動化、DevOps、およびNetOpsに焦点を置いた最先端プロジェクトを共同で提供する」と述べている。
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