メガバンク3行と富士通が、ブロックチェーン技術を活用した個人間送金サービスの実現に向け実証実験を実施する。
富士通は10月10日、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループと共同で、ブロックチェーン技術を活用した個人間送金サービスの実証実験を実施することで合意したと発表した。実証実験は、1月〜3月の実施を予定している。
富士通は実証実験に向け、メガバンク3行が共通利用できる個人間送金用のクラウド上のブロックチェーン基盤と、利用者が送金や入出金の手続きを行うためのスマートフォン用アプリケーションを開発する。
実証実験では、同サービス基盤上に設けた個人用送金アカウントと実際の預金口座間での出入金におけるシームレスな連携、個人用送金アカウント間での価値移転、クリアリング(アカウント間で発生した送金を精算し、銀行間の決済額を計算すること)とセトルメント(クリアリングで算出した額を銀行間で受け払いし、決済を完了させること)を含めた個人間送金にかかる一連のプロセスの正確性や安全性などを検証する。
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