日本IBMは、アプリケーションのGUI操作を人に代わって実行するロボティックプロセスオートメーション「IBM Robotic Process Automation with Automation Anywhere」の発売を開始した。ビジネスプロセス管理機能を備え、人とロボットの両方の作業を統合管理できる。
日本IBMは2017年10月20日、業務プロセスを最適化する自動化ソリューション「IBM Robotic Process Automation with Automation Anywhere」の発売を開始したと発表した。同製品は、同年7月に協業を発表したAutomation Anywhereのソフトウェアロボットソリューションを、IBMのビジネスプロセス管理(BPM)製品と統合したもの。
IBM Robotic Process Automation with Automation Anywhereは、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)と呼ばれる分野のソフトウェアで、ビジネスアプリケーションのGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)操作を人に代わってソフトウェアロボットが実行する。人手に頼っていた反復的な定型作業を自動化することで、業務を迅速化できることに加え、人的ミスを削減できる。さらに、BPMによって人とロボットの両方の作業を統合管理でき、企業の業務全体の効率化と人員配置の最適化を図れる。
IBM Robotic Process Automation with Automation Anywhereは、画面操作を記録することでbotを作成できる。約500種類のコマンドを用意しており、必要に応じてbotをカスタマイズしたり、複雑な処理を追加したりできる。全botの稼働状況やスケジューリングなどの集中管理機能、botの起動と連携システムへのアクセスを管理するセキュリティ機能なども備える。
価格は、月額130万3000円(税別、以下同)から。840プロセッサバリューユニット(PVU)まで使用可能なIBM Business Process Manager Expressのライセンスと、Automation Anywhereの5bot、10開発者、3管理サーバのライセンスが付属する。botの追加料金は、1bot当たり月額6万5200円。
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