CA Technologiesは、年次カンファレンス「CA World '17」で、メインフレーム向けのシステム管理ソリューション3製品を発表した。
CA Technologies(以下、CA)は2017年11月16日(米国時間)、米国ラスベガスで開催している同社の年次カンファレンス「CA World '17」でメインフレーム向けのシステム管理ソリューションを発表した。発表したのは、「CA Mainframe Operational Intelligence」「CA Trusted Access Manager for Z」「CA Dynamic Capacity Intelligence」の3製品。
CA Mainframe Operational Intelligenceは、機械学習によってシステムの異常を検出し、自動的に修復するツール。IBMのメインフレーム「IBM Z」向けの「IBM System Management Facilities Adapter」のようなアダプターを利用すると、CA製品以外の情報も収集でき、異常検知の予測精度を高められる。
2つ目のCA Trusted Access Manager for Zは、特権付きIDでメインフレーム上の全処理に制限をかけ、監視するセキュリティツール。また、新しいデータクラス、新しい米国・欧州の規制要件に対応する「CA Data Content Discovery」「CA Compliance Event Manager」など、CAのメインフレームセキュリティスイートを使うことで、企業はデータの管理を強化し、セキュリティとコンプライアンスのニーズを満たすことができるという。
3つ目のCA Dynamic Capacity Intelligenceは、メインフレームのコスト管理ツール。CAは、「CA Dynamic Capacity Intelligenceを使うことで、メインフレームの月額ライセンス料金といったコストを、より適切に管理できる。常にメインフレームの稼働率を分析し、必要なときに必要な場所でメインフレームの処理容量(キャパシティー)を動的に移行できる。例えば、IT部門と業務部門の稼働状況を予測しながら、計画的に適切なキャパシティーを割り当てられる」としている。
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