単一のRPAツールでは対応が難しい処理も自動化――CTCSが業務を自動化するソフトウェアロボットソリューションを提供開始3種類のサービスを提供

CTCシステムマネジメントは、複数のRPAツールを組み合わせて業務を自動化するソフトウェアロボットソリューションの提供を開始した。業務の特性やシステムに合わせて組み合わせたり、連携させたりすることで、単一のRPAツールでは対応が難しい処理も自動化する。

» 2018年04月27日 08時00分 公開
[@IT]

 CTCシステムマネジメント(CTCS)は2018年4月26日、複数のRPA(Robotic Process Automation)ツールを組み合わせて業務を自動化するソフトウェアロボットソリューションの提供を開始したと発表した。

 CTCSのソフトウェアロボットソリューションでは、「xoBlos」「WinActor」「パトロールロボコン」という3つのRPAツールを、業務の特性やシステムに合わせて組み合わせたり、連携させたりすることで、単一のRPAツールでは対応が難しい処理を自動化する。

 xoBlosは、Microsoft Excelでの作業の自動化に特化したRPAツール。プログラミングは不要で、制御シートを定義することで、Excelファイルやデータベースからデータを抽出し、データを集計、分類、比較できる。

 WinActorは、デスクトップでの一般的な事務作業を自動化するRPAツール。人手によるPC操作を「シナリオ」として記述することで、定型作業を自動化する。実際に操作した手順を自動的にシナリオとして記録したり、複数ソフトウェアを組み合わせた操作を自動化したりできる。

 パトロールロボコンは、カスタマイズ性が高いRPAツールで、複雑な作業や個別開発された業務システムを自動化できる。

 CTCSが提供するサービスは、大きく分けて次の3つ。

 1つ目は、RPAツールを適用できるかどうかを判定し、モデルケースとなるソフトウェアロボットを構築する「PoC(Proof of Concept:仮説検証)支援サービス」。ロボット導入による効果も測定する。価格は50万円から。

 2つ目は、顧客から要件を聞き取り、ソフトウェアロボットを実装する「導入サービス」。動作説明や使用方法のレクチャーなど、管理者向けのトレーニングも実施する。価格は個別見積もり。

 3つ目は、ソフトウェアロボットの監視やメンテナンス、軽微な改修を請け負う「維持管理サービス」。価格は、月額15万円から。

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