レオパレス21は、本社業務に「NEC Software Robot Solution」を導入し、RPAによる業務の効率化を図った。既に8業務で73.1%の業務効率化を達成。さらに作業の自動化が見込める356業務にも導入を進める。
レオパレス21は2018年8月3日、業務の自動化、効率化を目的としたRPA(Robotic Process Automation)導入の一環として、NECの業務自動化ソフトウェア「NEC Software Robot Solution」を本社の8業務に導入した。
NEC Software Robot Solutionは、マウス操作やキー入力などを自動実行させる機能と、処理対象の画像や値を高精度に識別する画像認識機能によって、プログラミングのスキルがなくても簡単な操作で業務をロボット化し、PCやサーバにソフトウェアロボットを導入できるシステム。
専用の管理ソフトで複数ロボットの運用を管理したり、ロボットごとの実行状況や動作環境を把握したりできる他、指定日時での実行指示などもできるため、効率的なロボット運用が可能になる。
レオパレス21では、従来は本社部門の業務のうち、各種システムへのデータ入出力、集計などに月間1612時間の作業時間が割かれていたが、RPA導入による業務自動化を図ったことで、業務効率化とともに正確性の向上も実現したという。
既にRPAを導入した8業務で73.1%の業務効率化を達成。今後は、作業の自動化が見込める356業務についても検証し、順次RPAの導入を進めて、月間1000時間の作業時間削減を目指すとしている。
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