富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は、Windows Updateによるトラフィック急増を解決する「ダウンロード最適化 for Windows Update」を発売。Windows Updateで課題となる業務ネットワークへの負荷を、Wi-Fiアクセスポイントで解消する。
富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は2018年9月3日、Windows 10のWindows Updateによるネットワークトラフィックの急増を解決するソリューションとして「ダウンロード最適化 for Windows Update」の販売を開始した。
Windows 10では、導入後のWindows Updateで配信される更新プログラムの大容量化などでトラフィックが急増し、業務ネットワークへの負荷が増大するといった課題があり、対策が求められている。
ダウンロード最適化 for Windows Updateでは、ストレージを搭載するRelay2製のWi-Fiアクセスポイント「RA250(128GBモデル)」に、Windows Updateのファイルをキャッシュするための自社開発のアプリケーションとキャッシュ機能を実装し、ネットワークエッジでのトラフィック削減を実現する。
これにより、1台目のPCがダウンロードしたWindows UpdateファイルをWi-Fiアクセスポイント内に格納し、2台目以降はそのファイルを使うことで、ダウンロード時間を大幅に短縮。
また、ファイルはWi-Fiアクセスポイントからクライアントへの配布となるため、社内ネットワーク回線の帯域を圧迫することなく、ネットワーク帯域の最適化を実現できる。
同ソリューションは、利用しているPCの規模に合わせた最小限の設備で導入可能。現状のネットワーク環境の変更や、拠点ごとのサーバ配置による導入コスト、運用負担を大幅に抑えることができる。
価格(税別)は、アクセスポイント「RA250」が18万8000円、「クラウドWi-Fiサービスライセンス(1年ライセンス)」が3万5000円、「機能拡張オプション for Windows Update(1年ライセンス)」が1万3000円となっている。
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