VMware NSX Data Centerがサービスメッシュ対応、VMware NSX Service Meshを発表KubeCon + CloudNativeCon 2018

VMwareは2018年12月10日(米国時間)、ネットワーク仮想化の「VMware NSX」にサービスメッシュのOSSであるIstioを組み込んだ、「VMware NSX Service Mesh」を発表した。

» 2018年12月11日 01時50分 公開
[三木泉@IT]

 VMwareは2018年12月10日(米国時間)、ネットワーク仮想化の「VMware NSX」にサービスメッシュのOSSであるIstioを組み込んだ、「VMware NSX Service Mesh」を発表した。2019年の早い時期にβ版として同社のKubernetesコンテナサービス「Cloud PKS」と「Pivotal Container Service(PKS)」に対応。双方のハイブリッド構成でも統一的な制御ができるようになる。近い将来には他のプラットフォームにも対応するという。

 VMware NSX Data Centerは、現在ではVMware vSphere以外の多様な仮想/物理環境に対応している。さらにCloud Native Computing Foundation(CNCF)が推進し、Cloud Foundryも対応するコンテナネットワーキングの標準インタフェースであるCNI(Container Networking Interface)に対応済み。

 NSX Service MeshではIstioとの統合を実現。いわゆるサービスメッシュの機能を提供する。加えてNSXの特徴であるトラフィックの可視化や、暗号化通信を含むきめ細かなセキュリティの確保、コンテナネットワークのサービスレベル管理などの機能を提供する。

 サービスディスカバリでは、マイクロサービス通信を開始するユーザーや、マイクロサービスがアクセスするデータの特定もできるという。

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