クレジットカードを登録せずにBigQueryを試したいときに無料で手軽に使えるBigQueryサンドボックスを紹介。その利用手順を説明し、制限事項についても言及する。
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BigQueryはグーグルが提供するビッグデータ解析プラットフォームである。巨大なデータセットに対して高速な検索ができる点と、SQL風のクエリ言語で記述する点に特徴がある、Google Cloud Platform(GCP)のサービスの一つだ。
BigQueryのデータ利用や検索はそこまで高価ではないものの、「塵も積もれば……」で知らない間にそれなりの金額に達してしまう不安や、GCPにクレジットカードを登録して課金される面倒さなど、気になる点も確かにあった。
BigQueryサンドボックス(sandbox)は、そういった懸念事項を払拭して、誰でも無料でクエリ処理が毎月1TBまで、ストレージ保存が毎月10GBまで利用できる。
想定ユーザーは、クレジットカードを登録せずにBigQueryを試したいユーザーとしている。具体例として、
などが挙げられている。
機械学習ができるBigQuery MLも使用可能である。
実際に利用するには、BigQueryの製品ページの英語版(※日本語版はまだ対応していない可能性がある)を開き(図1)、[TRY BIGQUERY FREE]ボタンをクリックすればよい。
これにより、GCP上のBigQueryのページが「サンドボックス」モードで開かれる。図2のように、左上に[サンドボックス]と表示されているはずだ。
あとは[クエリエディタ]にクエリを記述して[実行]していくだけだ。
ちなみに、サンドボックスでは足らなくなった場合には、右上にある[アップグレード]ボタンでクレジットカード情報を登録して、本格的にBigQueryを活用することもできる。
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