Microsoftは、クロスプラットフォームエディタ「Visual Studio Code」の最新版「September 2019」リリース(バージョン1.39)を公開した。ソース管理ビューやデバッグ時の画面などを改善した。
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Microsoftは2019年10月9日(米国時間)、WindowsやmacOS、Linuxに対応するクロスプラットフォームのエディタ「Visual Studio Code」(以下、VS Code)の最新版「September 2019」リリース(バージョン1.39)を公開した。
VS Code バージョン1.39では、エディタ機能やワークベンチ、統合ターミナル、言語関連、デバッグ機能などに数多くの改良がある。主な改良点は以下の通り。
テキスト選択領域をミニマップで強調表示するように改良した。
選択領域の色を変更するには、「minimap.selectionHighlight」テーマカラーを変更する。
折りたたみ領域の展開と折りたたみを「Toggle Fold」コマンドで素早く実行できるようになった。[Ctrl]+[K]キーや[Ctrl]+[L]キーで実行できる。
ソース管理ビューを改善して、最新のツリーウィジェットを使用するようになった。ソース管理タイトルバーの「Toggle View Mode」ボタンで、リスト表示とツリー表示を切り替え可能だ。
デフォルト表示は「scm.defaultViewMode」設定を使って変更できる。この設定は「list」または「tree」の値を取る。
また、ビュー内で文字を入力すると、アップデートされたウィジェットの自動キーボードナビゲーションやフィルタリングが働くようになった。
カスタムのカレント作業ディレクトリ(cwd)でターミナルを作成できる新しいコマンドを用意した。
{ "key": "cmd+shift+h", "command": "workbench.action.terminal.newWithCwd", "args": { "cwd": "${fileDirname}" } }
ユーザーが指定した作業ディレクトリで新しいターミナルを開くキーボードショートカットを作成できる。作業ディレクトリとして複数の位置を設定できる。「cwd」の値は、通常のパスか変数を指定する。
HTML ARIA属性の自動補完やホバー情報に、対応するWAI-ARIAドキュメントへの参照を含むようになった。
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