AWS、量子コンピューターの研究・開発を支援するマネージドサービス、「Amazon Braket」を発表AWS re:Invent 2019

Amazon Web Services(AWS)は2019年12月2日(米国時間)、量子コンピューターのマネージドサービス、「Amazon Braket」をはじめとした、量子コンピューティング関連サービスを発表した。

» 2019年12月03日 06時04分 公開
[三木泉@IT]

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 Amazon Web Services(AWS)は2019年12月2日(米国時間)、量子コンピューターのマネージドサービス、「Amazon Braket」をはじめとした、量子コンピューティング関連サービスを発表した。

 AWSは、量子コンピューティングの進化がまだ初期段階にあるという認識だが、これらのサービスを通じて研究・開発を支援していくという。

 Braketは、「開発者、研究者、科学者が量子コンピューティングの世界を探索し、評価し、試行できるサービス」(紹介ページの表現)を通じ、量子コンピューティングの可能性を探るのに新たなスキルセットが必要で、量子コンピューターへのアクセスが限られるという課題の克服を支援するという。

 Braketでは、量子コンピューターをサービスとして使える環境を提供する。発表時点では、「D-Wave」「IonQ」「Rigetti」がハードウェアとしてリストされている。このサービスでは、構築済みのアルゴリズムを使える他、開発者ツールキットを使って自身でアルゴリズムを開発できる。Amazon Braket開発者ツールキットは、ハードウェアの違いを吸収できるという。

 AWSはまた、カリフォルニア工科大学に隣接した場所に「AWS Center for Quantum Computing」という研究センターを設立。さらにAWSおよびパートナーの量子コンピューティング専門家が顧客を支援するサービス、「Amazon Quantum Solutions Lab」を併せて発表した。

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