VMwareは、Kubernetes対応の「VMware Tanzu Application Service(旧Pivotal Application Service)」を、2020年第4四半期の一般提供開始に向け、開発を進めているという。一方、現行のTanzu Application Serviceも、継続して提供する。
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VMwareは、Kubernetes対応の「VMware Tanzu Application Service(旧Pivotal Application Service)」を、2020年第4四半期の一般提供開始に向け、開発を進めているという。一方、現行のTanzu Application Serviceも、継続して提供する。
Tanzu Application ServiceはCloud FoundryをベースとしたPaaS基盤製品。コンテナイメージ作成、負荷分散、インフラオーケストレーションなど、開発したアプリケーションを運用につなげる一連のプロセスを抽象化し、開発者が“cf push”というコマンドを発行するだけで済むようにしている。
Kubernetesがクラウドネイティブなインフラオーケストレーション基盤として浮上したことで、Cloud Foundry FoundationはCloud FoundryのKubernetes対応を進めてきた。一方Pivotal(現VMware)も、同社製品のKubernetes対応を進め、2020年4月には「VMware Tanzu Application Service for Kubernetes」としてパブリックβ版をリリースした。
Tanzu Application Service for Kubernetesでは、Kubernetesに加え、Istio、Harbor、Cloud Native Buildpacksなど、関連プロジェクトを大幅に採用している。インフラのライフサイクル管理では、BOSHに代えてCluster APIを使う。
ヴイエムウェアが2020年4月22日に開催したWebセミナー「VMware Cloud Native Day」でTanzu Application Serviceを紹介した、同社モダンアプリケーションプラットフォーム事業本部Tanzuスペシャリストの伊藤忠司氏によると、開発者にとっての使い勝手は、現行のTanzu Application Serviceと変わらないという。
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