Oracleは、開発チームがクラウドネイティブアプリケーションの開発とデリバリーを行うための完全な統合環境「Oracle Visual Builder Platform」を提供開始した。
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Oracleは2020年5月26日(米国時間)、開発チームがクラウドネイティブアプリケーションの開発とデリバリーを行うための完全な統合環境「Oracle Visual Builder Platform」の提供開始を発表した。
Visual Builder Platformは、「Oracle Visual Builder Cloud Service」と「Oracle Developer Cloud Service」の機能を統合しており、計画からデリバリー、ホスティングまで、開発ライフサイクル全体をカバーする。開発インタフェース「Visual Builder Studio」とランタイム/ホスティングサービス「Visual Builder」で構成されている。
Visual Builder Studioは、アジャイルコラボレーティブチーム開発プラットフォームとコード管理およびCI(継続的インテグレーション)/CD(継続的デリバリー)自動化機能を統合しており、Webおよびモバイルアプリケーションのビジュアル開発に対応している。
Oracle Visual Builder Studioは、Visual Builder開発者向けに開発ライフサイクルを効率化する機能や、プロジェクトテンプレート、環境管理に加え、Visual Builderアプリケーションを発行、管理するための一連のビルドステップおよびCI/CDパイプラインを提供する。
これらの機能は、Visual Builderのエディタで提供されるWebおよびモバイルユーザーインタフェースのビジュアル開発エクスペリエンスと直接統合されている。Visual Builderでビジュアルアプリケーションを開発すれば、開発チームはモジュラー型JavaScript開発ツールキット「Oracle JET」の豊富なコンポーネントセットを利用することで、革新的なユーザーエクスペリエンスの提供をスピードアップできる。
Oracleの開発チームはVisual Builder Studioを利用して、次世代の「Oracle Cloud Applications」を開発している。Visual Builder Studioはパワーユーザーや開発者にとって、Oracle Cloud Applicationsチームが提供する新しいモジュールの構成やカスタマイズを行うためのインタフェースになる。
さらに、Visual Builder Studioは一連の機能のおかげで、現在および将来のOracle Cloud Applicationsの拡張機能を作成するのに最適なソリューションでもある。拡張の一例として、Oracle Cloud Applicationsのビジネスオブジェクトに簡単にアクセスできるビルトインサービスカタログがある。
また、Visual Builder Studioは業界標準をベースにしており、RESTベースの任意のデータソースのデータを利用できるので、ユーザーはOracle Cloud Applicationsからのデータとカスタムおよび外部ソースのデータを簡単にマッシュアップする拡張を作成できる。
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