NordVPNはダークウェブ上で売買されている日本人のクレジットカード情報について分析結果を発表した。日本人のクレジットカード情報は世界で最も高価で、平均価格は4905.89円だった。
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VPNのサービスプロバイダーであるNordVPNは2022年1月25日、ダークウェブ上で売買されている日本人のクレジットカード情報の分析結果を発表した。それによると、日本人のクレジットカード情報は世界で最も高く、平均価格は4905.89円だった。
NordVPNによると、ダークウェブ上で売買されているクレジットカード情報は約448万件で、そのうち日本人のクレジットカード情報は7049件。その7049件を分析したところ、日本人のクレジットカード情報の価格には幅があり、114.25円から8568.64円までだったという。最多価格は8568.64円(2089件)で、平均価格は4905.89円だった。これは、世界平均の1102.09円の4倍以上だった。
NordVPNで最高技術責任者を務めるマリユス・ブリエディス氏は、日本人のクレジットカードが高価で取引されている理由を次のように説明している。
「カード情報の価格はほぼ需要により決まる。その需要が大きければ大きいほど、犯罪者たちは売ろうとする特定の情報の価格を吊り上げられる。この場合、どれだけ金を盗みやすいカードか、またいくらほどの金額を盗めるかというのが需要と直接的に関わっている。従って、生活の質がより高い国、または銀行のセキュリティ対策が他より弱い国のカード情報というのが最も高価だ」
日本でのクレジットカード利用は欧米諸国には及ばないものの、クレジットカード詐欺は増えている。同氏は、「紛失または盗難したカード情報が不正利用されると、多くの場合、その債務は銀行に降りかかるが、カード利用者に債務が課されることもある。カードの不正利用補償期間である60日以降だったり、カードをETC車載器に入れっぱなしにしていたり、キャッシングに使われた際に暗証番号が知られていたり、利用者側に重大な過失がある場合などだ」と注意を促している。
ブリエディス氏によると、クレジットカード情報が盗まれる方法は意外なものだ。総当たり攻撃を使う。
犯罪者はカード番号やセキュリティコードを推測しようとする。同氏は、カード利用者の自己防衛のため、常に警戒を怠らず、怪しい取引が行われていないかどうか毎月の明細書を確認すること、セキュリティ対策のしっかりした銀行を選ぶことを推奨している。
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