「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、拡張イベントmapデータ型に関する情報の出力について解説します。
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本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_xe_map_values」における、拡張イベントmapデータ型に関する情報の出力について解説します。対応バージョンは、SQL Server(サポートされている全てのバージョン)です。
後ほど紹介する「sys.dm_xe_objects」では、さまざまな拡張イベントオブジェクトの一覧を表示できます。その中に「object_type」列がmapデータ型と表示されるオブジェクトがあります。「sys.dm_xe_map_values」を実行すると、mapデータ型に関する情報を出力します。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
name | nvarchar(256) | mapデータ型のオブジェクト名 |
object_package_guid | uniqueidentifier | mapを含むパッケージのGUID |
map_key | int | mapで使用する内部キー |
map_value | nvarchar(3072) | 内部キーの説明 |
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