更新プログラムは、脆弱(ぜいじゃく)性や不具合などを解消するために提供されるが、場合によっては適用によって不具合が発生してしまうこともある。このような場合、適用した更新プログラムをアンインストールすることで、不具合は解消できる。更新プログラムをアンインストールする方法を3つ紹介しよう。
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対象:Windows 11
Microsoftは、Windows OSの脆弱(ぜいじゃく)性や不具合を解消するために、定期的に更新プログラム(修正プログラムやパッチなどとも呼ばれる)を提供している。こうした更新プログラムは、Microsoftによるテストを経て公開されているものの、特定の環境において予期しない挙動の変化があったり、特定の機能が正常に動作しなくなったり、という不具合が発生することがある。可能であれば、不具合を運用で回避するのが望ましい。
しかし、どうしても運用では回避できないような場合には、更新プログラムをアンインストール(削除)して不具合を解消する必要がある。ただその際には、更新プログラムでふさいだ脆弱性も再発してしまうので、セキュリティ面での十分な配慮が必要になる点には注意してほしい。
更新プログラムをアンインストールする方法には、[設定]アプリの[Windows Update]画面から行う方法、[オプションの選択]画面で行う方法、wusaコマンドで行う方法の3種類がある。それぞれの手順を紹介しよう。
不具合の原因となっている更新プログラムは、不具合が発生した直前に適用した更新プログラムである可能性が高い。更新プログラムの名前に付けられている「KB」で始まる番号でインターネット検索をかけると、その更新プログラムの情報などが調べられるので、該当する不具合が存在するかどうか確認するとよい。該当する不具合情報が見つからない場合は、別の更新プログラムについても調べてみよう。
ただ、不具合情報には全ての不具合が記載されているとは限らないので、場合によっては直近で適用した更新プログラムから順番にアンインストールして、動作確認していくしかないこともある。
最も分かりやすいのは、[設定]アプリの[Windows Update]画面から行う方法だ。[スタート]メニューを開き、[設定]アイコンをクリックして、[設定]アプリを起動する。[設定]アプリの左ペインで[Windows Update]を選択、右ペインで[更新の履歴]をクリックする。右ペインが[更新の履歴]画面になるので、画面をスクロールし、「関連設定」欄の[更新プログラムをアンインストールする]をクリックする。
すると、[コントロールパネル]の[プログラムと機能]−[インストールされた更新プログラム]画面が開くので、ここで不具合の原因となっている更新プログラムを選択して、[アンインストール]をクリックすればよい。
不具合の発生によって、[設定]アプリが開けない、といった場合もあるだろう。そのような場合は、[オプションの選択]画面で最も直近に適用した更新プログラムからアンインストールするという方法もある。
[オプションの選択]画面は、[設定]アプリの[システム]−[回復]画面を開き、「回復オプション」欄の「PCの起動をカスタマイズする」にある[今すぐ再起動]ボタンをクリックすることで、再起動後に開く青色の画面のことである。
この[オプションの選択]画面は、サインイン画面や[Ctrl]+[Alt]+[Del]画面([Windowsセキュリティ]画面などとも呼ばれる)の[電源]ボタンをクリックして、表示されたメニューの[再起動]を[Shift]キーを押しながらクリックすることでも開くことができる。
再起動後、[オプションの選択]画面が開いたら、[トラブルシューティング]−[詳細オプション]−[更新プログラムのアンインストール]を順番に選択する。[更新プログラムのアンインストール]画面が開くので、ここで[最新の品質更新プログラムをアンインストールする]をクリックして、次の画面で[品質更新プログラムをアンインストールする]ボタンをクリックすれば、直近に適用された更新プログラムがアンインストールされる。
[オプションの選択]画面では、直近の更新プログラムしかアンインストールできないので、これで不具合が解消できない場合は、再度[オプションの選択]画面を開いて、次の更新プログラムをアンインストールすることになる。
バッチファイルなどで複数のPCに対して更新プログラムのアンインストールを実行したい場合は、wusaコマンドを使うとよい。
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